音を感じ取る器官である有毛細胞は高音を感じ取る側から徐々に壊れていきます。低音に比べて高音を担当する有毛細胞の方が刺激を強く受け高音側が先に聞こえ辛くなっていくのです。残念ながら一度壊れてしまった有毛細胞は再生されません。 母音(低音)は困らない位に聞こえますが、言葉を判別する子音(高音)は聞こえ辛くなるので、「何か言われたのは分るけど、内容がハッキリとしない(こま分りしない)」聞こえ方になってしまいます。 「め」=me が「ね」=ne に聞こえたり、「さ」=saが「あ」=aに聞こえたり、「かとうさん」=Katousanと「さとうさん」=Satousan 「いちじ」=itijiと「ひちじ」=hitiji 「さかな」=sakanaと「たかな」=takana 等々、 似たような単語を間違え易く、意味が分からない場合何度も聞き返しをしてしまします。 低音=母音=a,i,u,e,oは間違いにくいのですが、聞こえ難い高音=子音=k,s,t,n,h,m等は聞こえにくい為、間違い易くなります。 間違って聞いている間が長くなってしまうと間違ってしまった単語を誤認するようになり言葉の聞き取り能力が低下してしまいます。この言葉の聞き取り能力を